服装から髪型まで証明写真の身だしなみを丸ごとコーディネート
証明写真の撮影だけを目的に外出することは少なく、何かのついでに撮ることが多い証明写真ですが、撮影の前に映る部分の細部まで、きめ細やかな注意が必要です。
履歴書に貼る証明写真であれば第一印象に大きく影響し、運転免許証やパスポートなど長く使用する証明書は、撮影に失敗すると見るたびに後悔することになってしまいます。
お出かけ前に各所をチェックして、万全の状態で撮影にのぞみましょう。
髪型
証明写真を撮る際の髪型は、寝ぐせがない清潔感のある髪型を心がけるのはもちろん、前髪がまゆげや目にかかり、顔がかくれてしまわないように注意しましょう。
ロングヘアの女性の場合、胸元におろすと髪の毛が影になり顔全体が暗い印象になってしまうため、まとめて後ろにおろし、耳を出すのが好ましいです。
ヘアピンをつかう場合、ピンが写真に映らないように気を付けましょう。
明る過ぎる茶髪を面接の前に黒髪に染める予定の場合、染める前に証明写真を撮影しては本末転倒なので、染めてから撮影しましょう。
メガネ
運転免許証やパスポートなど、証明書につかう写真は、メガネを外して撮影しましょう。
身分証明書として使用することが多いことから、素顔を正確に確認できるようにするための配慮です。
ただし、履歴書用の証明写真の場合、ふだんメガネをかけて生活しているようでしたら、かけて撮影するほうが、いつもの姿を伝えることができて好ましいです。
メガネをかけて証明写真を撮影する場合、光の反射でメガネの奥の目が見えなくならないように注意しましょう。
服装
証明写真の服装は、用途によって変えるのがおすすめです。
社員面接の場合、派手な色や柄物ではないシンプルなスーツスタイルが無難です。
チェックやストライプは避け、白いワイシャツに黒・紺・グレーのスーツをあわせると間違いがないでしょう。
スーツを着るときは、襟元やネクタイが曲がっていないかにも気を配ります。
社員面接とはいえ、私服で働くベンチャー企業などの面接の場合、かしこまりすぎた格好だと、職場に溶け込めるか不安視される材料になるため、フォーマルなジャケットスタイルのほうが好印象になる場合があります。 会社の採用ページを事前に確認し、会社の雰囲気を把握しておきましょう。
私服で撮影するときは、Tシャツや奇抜なファッションは避け、明るい色の襟付きシャツや、上着のジャケットを選びましょう。
アルバイト面接の場合も同じように、スーツで働く職場であればスーツ、私服で働く職場であれば私服で撮影するのがおすすめです。
パスポートの証明写真は、服装の指定はありませんが、顔の一部がかくれてしまうハイネックなどは避けましょう。
パスポートを海外出張で使用することが多い場合、スーツで撮影しておくと、上司と一緒に提出する際に恥ずかしい思いをすることがありません。