撮り方で別人のように変わる証明写真の表情と姿勢のコツ
一瞬の撮影が、長い間残り続ける証明写真。
誰もが一番写りのいい顔を残しておきたいものです。
服装や髪型をしっかり整えたら、いざ撮影の場で、写りがよくなる表情や姿勢のひと工夫をしましょう。
表情のコツと注意
証明写真の表情は、真顔でも笑顔でもなく、やさしく微笑むぐらいの、自然な表情をつくるのが好ましいです。
歯を見せて笑う笑顔は、明るく健康的な印象を与えますが、証明写真の場合、避けましょう。
禁止されているわけではなく、接客業・サービス業ではプラスの印象になる場合もありますが、一般的に歯を見せないほうがよいと言われている以上、リスクを負わないほうが無難です。
口角は上げすぎると引きつった不自然な表情になるため、注意します。
あごを上げると高圧的な印象になることから、あごを引くとよいと言われますが、あごを引くことで、うつむいて暗い印象になってしまったり、上目づかいになってしまったり、二重アゴに見えてしまうことがあります。
あごを引くことを意識するより、おでこを前に出すことを意識するのがコツです。
目の下のクマや、目立つ肌荒れは、男女問わず自然なメイクで隠すのがおすすめです。
油でテカっていないかにも、気を配りましょう。
姿勢のコツと注意
証明写真を撮る際の姿勢は、もちろん背筋をピンと伸ばすのが好印象です。
猫背に縮こまってしまったり、反りかえりすぎて偉そうに見えないように注意し、頭の頂点から空に向かって糸が張られているイメージをもちましょう。
カメラに対して、しっかり正面を向いて座ることも重要なポイントです。
どちらかの肩が上がったり下がったりしていないよう、両肩を水平にすることを意識しましょう。
証明写真の写りをよくするテクニック
白いハンカチや紙を、カメラに映らない胸元で持ったり、ひざの上に置いて証明写真を撮影すると、ハンカチや紙がレフ板の役割を果たし、照明の暗さをカバーしてくれます。
表情や姿勢の準備に余裕があるようでしたら、チャレンジしてみると、より明るく、さらに写りがいい写真が期待できます。